持続化補助金<コロナ特別対応型>第2回目締め切り迫る!

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新型コロナウイルスにより影響を受けた中小企業や個人事業主をアシストするため始まった「持続化補助金(コロナ特別対応型)」ですが、第2回目の締め切り日が発表となりました。

【第2回目締め切り日】
2020年6月5日(金)

…今回もまたタイトなスケジュールです。

ですが、しっかりと補助金を受け取ってピンチを脱出するだけでなく、「アフターコロナ」に向けたビジネスを構築するために、ぜひ活用しましょう。

今回の記事では前回掲載した内容に加えて、新たにわかった情報や申請のコツなども書いていきたいと思います。

目次

前回の記事内容

今回の本題に入る前に、前回の記事を読んでおいてください。
「持続化補助金(コロナ特別対応型)」についての基本的な内容について掲載しています。

申請書を書くコツ

前回「持続化補助金(コロナ特別対応型)」について掲載した後から、
「持続化補助金を使ってウェブサイトをリニューアルしたい」
といったご相談が当社へ寄せられるようになりました。
本当にありがとうございます。

このため当社では、お客様と共に「持続化補助金(コロナ特別対応型)」の申請書類の作成についてのアドバイスを行っておりますが、この「持続化補助金(コロナ特別対応型)」を受給できるかどうかはこの申請書の書き方で決まると言っても過言ではありません。

中でも重要なのが「経営計画書」です。


《経営計画書》
※クリックで拡大

この「経営計画書」は単に「○○したいから補助金を使いたい」と書くだけでは絶対ダメで、必要なのは“ストーリー性を持たせる”ことと、以下の点を踏まえること。

実は私、商工会議所の人から聞いたんですよ。
「この補助金って、数字ももちろんですけど、それよりも“ストーリー重視”なんですよね…。」
と。

で、どのような要素を盛り込んで“ストーリー”を作ればよいかを、例文も交えてまとめてみました。

【経営計画書のストーリーで必要な要素】
1.外部環境分析…市場分析、顧客分析、競合分析
(例)新型コロナウイルスによる自粛休業要請や、ウイルス感染拡大によるインバウンド需要の激減など、感染症という到底予測不可能な危機に見舞われた。
   
2.内部環境分析…業績分析、強み・弱みの分析、管理システム分析
(例)2020年4月の売り上げが前年同月比〇〇%ダウンした。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で当社(当店)の○○の弱さが露呈したことによる。
   
3.経営課題の整理…SWOT分析、コア・コンピタンスの抽出、問題点の抽出と課題の整理、優先順位付け
(例)基幹事業においてインバウンドへの依存割合が高く、補完事業の立ち上げが不十分だった。
   
4.基本戦略方針の決定(中期経営戦略、全社戦略:3年先の姿)…経営ビジョンの設定、経営目標の設定、経営戦略の方針策定
(例)今後の経営計画における目標値を設定し、月次、季間、半年、年間で予定通り達成することを目指す。
   
5.数値計画の決定…売上計画、仕入計画、人件費計画、経費計画、売掛金の回収計画、買掛金の支払計画、設備投資計画、借入金返済計画
(例)「持続化補助金(コロナ対応型)」の活用をはじめ、現在所有している資金や金融機関からの借り入れも組み合わせて資金計画を策定する。
   
6.行動計画の決定…事業別の戦略策定、行動計画、具体的な重点取り組み施策の設定
(例)「リブランディング」のコア事業として新商品の開発や既存商品のパッケージデザイン刷新を行い、新たな顧客を開拓。その周知活動としてウェブサイトのリニューアルやフライヤーの作成、マスメディアへのPRを展開し、半年、年間で評価する。

一見すると難しいように見えますが、土台と骨組みがしっかりした骨太の経営計画書を練り上げることで補助金の承認が得られる可能性が高くなるだけでなく、経営環境の変化に左右されにくい経営計画を策定・実行できるようになるメリットもありますから、この機会に「経営計画書」を作ってみてはいかがでしょうか。

商工会議所の書類準備に要1週間

とはいえ、この「経営計画書」をつくるにあたって一人で悩む必要は無く、全国各地の商工会議所へ行けば専門職員からのアドバイスを受けることが出来ますから、まずは相談してみましょう。

「持続化補助金(コロナ特別対応型)」の申請書類はこの「経営計画書」のほか、商工会議所にて作成してもらう書類(様式4と様式6)がありますが、これらの書類が出来上がるまでには1週間程度要しますので、早めに相談と申請をすることをおすすめします。

今後の公募スケジュール

第1回目の締め切りは5月15日(金)必着…でもう過ぎてしまいましたが、次回以降の公募スケジュールは以下の通りです。

第2回…2020年6月5日(金)必着

なお、第2回受付締切以降も複数回の締切を設ける予定で、締切日は決定次第公表予定…とのことですが、現時点でまだ発表はありません。
また、さらなる補正予算が成立する見通しもまだ無く、もちろん予算額などについてもまだ決まっていないため、「持続化補助金(コロナ特別対応型)」の活用を検討している方はできる限り第2回の締め切りに間に合わせたほうが得策だと言えるかもしれません。

【当社(ティードリームネットワークス)において補助対象となる事業】

・ウェブサイト作成
・チラシ、DM、パンフレット、フライヤー作成
・プレスリリース作成、配信代行
・映像制作(新たな販促用)
・電子メニュー注文システム「ハンディオーダー」
・「PR戦略」等のブランディング指導、助言
《補助対象事業一覧》

【当社への委託から補助金申請、振込、補助事業終了までの主な流れ】

《事例1》
新型コロナウイルスによる業績低下を最小限にするため、今すぐにでもポスティングをしてテイクアウト(デリバリー)商品の販促につなげたい。
《事例2》
新型コロナウイルスによる影響で業態転換を余儀なくされたため、ホームページ(ウェブサイト)の制作が必要。
《事例3》
新型コロナウイルスによる影響でテイクアウト(デリバリー)事業へ乗り出す必要があり、告知や注文受注のためのホームページ(ウェブサイト)の制作が必要。
《事例4》
新型コロナウイルスによる業績低下を最小限にし、かつ感染リスクを押さえるため、電子メニュー注文システムの導入が必要。

~当社への依頼から補助金申請、振込、振込後までの流れ~
1、当社へ各種業務を依頼

2、当社より「請求書」を発行

3、代金のお支払い(銀行振込またはクレジットカード)

4、当社より「領収書」を発行(「請求書」と「領収書」は必ず保管してください)

5、当社より制作物を納品、もしくは制作・運用開始(ウェブサイトや映像など)

6、5月15日(金)までに、補助金申請書類を最寄りの商工会議所または商工会へ提出

7、「補助金交付決定通知書」発行

8、当社が発行した「請求書」と「領収書」、そしてお客様にて作成した「実績報告書」を、定められた期日までに提出

9、補助金の振込

10、補助事業終了から1年後、お客様より「事業効果等状況報告」の提出

【当社へのお問い合わせ】

ウェブサイト制作から持続化補助金に関するご相談まで、幅広く対応しています。
お気軽にお問い合わせください。

【参考サイト】

~令和2年度補正予算「小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>」の公募要領を公開しました|中小機構~
※別ウィンドウで開きます。